英語の5文型を学ぶ意味とは?

英語の5文型とは?

英語の5つの文型は

文を構成する4つの要素

/

主語(Subject)

動詞(Verb)

目的語(Object)

補語(Complement)

の頭文字

S、V、O、C

を使って表します。

 

5つの文型が全て

S+Vで始まります。

 

日本語と英語の

言葉の並べ方が同じならば

文型を学ぶ必要はないのでしょうが

 

語順の違いを知り

それを意識しながら学べば

効率良く英語を身につけることができます。

 

語順についてですが

 

日本語はSOV型

 

私は(S )りんごを(O)食べます(V)。

 

動詞が最後に来ます。

 

Wikipediaによると

琉球語、アイヌ語、アルタイ語、インド・イラン語派、朝鮮語、エスキモー語等もSOV型。

世界の言語の45%、565言語が

SOV型言語なんだそうです。

 

 

一方、

英語はSVO型

 

I ( S ) eat ( V ) an apple ( O ).

 

主語の直後に動詞が来ます。

ここが日本語との大きな違いです。

 

Wikipediaによると

フランス語、中国語、スペイン語、ポルトガル語、

タイ語、ベトナム語、インドネシア語等

488言語がSVO型なのだそうです。

 

SOV型の言語の方が多いのですね。

 

動詞が最初に来る

VSO型やVOS型

 

目的語が最初に来る

OVS型やOSV型の言語も

あるのだとか。

 

語順ひとつとっても色々あるのですね。

 

さて、英語の5つの文型を

見てきましょう。

①第1文型  SV

Narumi walks. ナルミは(S)歩く(V)。

 S       V

主語(Narumi:成美は)+動作(walk:歩く)

の形で文が完結します。

 

多くの場合

SVの後ろに

時や場所などの情報(M:Modifier 修飾語)が続き

SV+Mという形になります。

 

SV+Mの

Mの部分が長ければ

当然、長い文になりますが

文型としては第1文型です。

 

Kenta walks to school with my brother every day.

           M                         M                           M

ケンタは(S)毎日、弟と学校に(M)歩いて行く(V)。

 

第2文型  SVC

She looks happy.    彼女は(S)幸せそうに(C)見える(V)。

 S        V          C

動詞のあとに

主語の様子やなどを表す

補語が続きます。

 

補語は、主語についての説明を補っており

S=Cという関係が成り立ちます。

 

第3文型  SVO

He plays the violin. 彼は(S)バイオリンを(O)弾く(V)。

 S     V        O

My son likes okonomiyaki. 息子は(S)お好み焼きが(O)好きだ(V)。

  S           V          O

これらの文は目的語があることで

文が成り立っています。

 

もし仮に

He plays.  彼は弾く。

My son likes 息子は好きだ。

という文があったとしたら

 

それは不完全な文であり

言いたいことが伝ってきません。

 

何を」弾くのか

何が」好きなのか

を、伝える必要があります。

 

この「何を・何が

つまり目的語があって

はじめて完成した文となります。

 

第4文型  SVOO

She taught me French. 彼女は(S)私に(O)フランス語を(O)教えてくれた(V)。

 S       V         O1        O2

目的語が2つ続く形です。

 

□teach(教える)

□show(見せる)

□give(あげる)

□make(作る)

 

など、「誰かに(O)何かを(Oする」

という意味の動詞がこの形になります。

 

目的語の順番は決まっており

人(O)が先

物(O)が後

になります。

 

第5文型  SVOC

They named the cat Lala. 彼らは(S)その猫に(O)ララと(C)名付けた(V)。

 S       V          O          C

目的語のあとに

補語が続く形です。

 

この例文の場合

 

They named the cat.

彼らはその猫に名前をつけた。

 

ここまででは不完全で

どんな名前をつけたのかを

伝える必要があります。

 

その情報(Lala)を補うことで

文が完成します。

 

補語は目的語についての情報ですから

O=C

(例文では、the cat=Lala)

という関係が成り立ちます。

なぜ文型を学ぶの?

ところで

この文型の知識。

 

何のために学ぶの?

 

と疑問に思う方も

おられるかもしれませんが

 

私たち、SOV型の日本語話者が

英語を使う上では

とても大切な知識です。

 

では

なぜ大切なのでしょうか。

 

①たった5つ!と気持ちが楽になる

文型とは

言葉の並べ方のパターンのこと。

 

英語には

5つの文型があるということは

 

言葉の並べ方のパターンは

たったの5つしかない

ということでもあります。

 

長くて複雑な英文でも

5つのうちのどれかに当てはまる。

 

パターンに沿って語句を並べているだけ。

 

そう思うだけで

少し気が楽になりませんか?

 

英語を難しいもの

と捉えるよりも

語句の並べ方はたったの5つ

5つのルールに沿って言葉を並べれば良いだけ

と、英語に向き合えば

気持ちがずっと楽になります。

 

②日本語との語順の違いを意識できる

日本語とは語順が違うことが

英語を難しくしているので

 

英語の語順を理解した上で

英文を作ったり読んだりすることが

とても大切なのです。

 

英文を作るときはとりあえず

「何がどうする」の部分だけを

組み立ててみましょう。

そして、足りない情報を加えていきます。

 

英語には

日本語の「は、が、を、に」といった

意味を理解する上での

目印となるものがないため

 

語句の並びによって

言いたいことを相手に伝えたり

相手がいいたいことを理解したりします。

 

語順の違いを理解していないことが

英語を話す時に弊害になることは

多々あります。

 

慣れないうちは

英語を話す時

日本語の語順通りに

英語の単語を並べてしまいます。

 

そうすると意味が伝わらないのです。

 

そうではなく

日本語で考える時も

まずは英語の語順で考える

そこから英語にしていくと

良いのです。

 

たとえば

私は食べた、お好み焼きを、母と、広島駅で、昨日。

私は買った、ドイツの黒パンを、彼女のために、近所のドイツパンの店で。

というふうに。

 

そのうちに

日本語を介さなくても

英語が口から出てくる時がきます。

 

その時まで、またその後も

文型の知識が

あなたを助けてくれるはずです。

 

お話はここまでです。

最後までお読み頂き

ありがとうございました。

 

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