mustとhave toの違いについて例文付きで分かりやすく解説!
目次
mustとhave toはどちらも似た表現ですが
この二つの表現は厳密には違いがあります。
今回はその違いを見ていきましょう。
義務での違い
mustもhave toも義務を表します。
➀have to
have to は客観的な義務です。
自分がしたい、ではなく、周りがしているから、といった意味合いが強いです。
I have to go to work.
(仕事に行かなければなりません。)
She has to study for the exam.
(彼女は試験のために勉強しなければなりません。)
②must
mustは主観的な義務です。
自分の意志で、しなければいけない、といったニュアンスです。
I must lose weight before summer.
(夏までに絶対痩せなきゃ!)
I must call my mom tonight.
(今夜は母に電話しないと。)
推定の違い
“have to”と“must”は、いずれも「〜に違いない」という推定の意味で使う場合もあります。
しかしmustのほうが推定の意味合いが強くなります。
She must be tired after such a long flight.
(あんなに長いフライトの後だから、彼女は疲れているに違いない。)
That must be his car parked outside.
(外に停まっている車は、彼のに違いない。)
She has to be the one who called.
(電話をかけてきたのは彼女に違いない。)
There has to be a mistake.
(何か間違いがあるに違いない。)
否定文の違い
have to と mustの違いで注意しなければならないのは、
肯定文より否定文です。
肯定文ではどちらを使ってもある程度許容されますが、
否定文の場合はそうはいきません。
➀have to
have to の否定は「~する必要はない」という意味で不要を表します
She doesn’t have to work today.
(彼女は今日は働かなくていい。)
We don’t have to leave now.
(今すぐ出発する必要はありません。)
②must
mustの否定は「~してはいけない」という意味で禁止を表します。
have to よりも強い意味合いになります。
You must not smoke in this building.
(この建物内でタバコを吸ってはいけません。)
Students must not cheat on exams.
(生徒は試験でカンニングしてはいけません。)
まとめ
「must」と「have to」は似ていても、使い方や意味には微妙な違いがあります。文の場面や話し手の意図に合わせて、正しく使い分けられるように練習していきましょう。