theとthatの使い分けをわかりやすく!
目次
「その本読んだ?」の「その」
その本、読んだ?
これを英語にすると?
ある問題集では解答が
[Did you read the (that) book?]
となっています。
すると
「theとthat、どちらを使えばいいの?」
と悩んでしまいますね。
thatは時と場合によって
「その、あの、例の」となり
theは「その」としたり
そもそも日本語にしない時もあります。
theもthatも日本語では
両方とも「その」とすることがあるわけですが
このふたつの語は
全く同じものとして
使って良いのでしょうか?
それともニュアンスの違いがあって
使い分けているのでしょうか。
このことについて
考えてみたいと思います。
theとthatの共通点
theもthatも
「話し手も聞き手も知っているものの前に付ける」
という点では共通しています。
Did you read the/that book?
という時、この「本」は
「話し手も聞き手も知っている本」
ということですね。
では、theとthatは全く同じなのでしょうか。
theとthatの違い
theとthat についての説明で
よく目にするのが
thatがもつ「距離感」。
それは
■話し手から対象になっているものが「遠い」ところにある
■実際の距離だけではなく「心理的な距離」も含む
というものです。
weblio英和辞書より引用すると
■thatは空間的、時間的に自分から離れたものを指す
■離れている人(もの)をさして「その、あの」という意味
とあります。
that=離れている
というイメージをもつことが
ポイントなのですね。
Did you read (the/that) book?を再考すると
ここでもう一度
Did you read (the/that) book?
を考えてみたいと思います。
①Did you read the book?
theを使っていることから
お互いに知っている本について
質問している。
ということはわかります。
②Did you read that book?
お互いに知っている本について
質問している点では
①と同じ。
thatを使っていることから
何らかの理由で質問者がこの本に対して
距離を感じているということが伺えます。
今、手元にない本なのか
昔、入手した本なのか
それとも質問者があまり興味のない本なのか・・・
いずれにせよ
すぐそこにある感覚ではなく
空間的、時間的に
または心理的に離れたところにある本。
ということが推測できます。
まとめ
that は後に続くものに
心理的なのを含めて
「距離」がある時に使う
ということが言えます。
/
that→離れている
\
この感覚を持っておけば
色々な場面で
理解の助けになると思います。
本日のお話はここまでです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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