英語の発音記号|eの逆さまの記号の読み方
目次
英語発音指導士®️が
英語の発音記号について解説します。
今回は
eを逆さまにしたような
/ə/の発音
についてのお話です。
この発音は
あいまい母音
とも呼ばれており
あいまいに発音する
母音の1つです。
私たち日本人は
あいまいに発音する
ということに
そもそも慣れていないので
慣れないうちは
発音することが難しく
よって
聞き取ることもまた難しい音です。
ですが
この音はよく使われる
とても重要な音なので
正しく発音できれば
発音、聞き取り両方とも
必ず楽になります!
ぜひ、マスターしてくださいね。
どんな単語に使われている?
このあいまいな音/ə/は
どんな単語に使われているのでしょうか。
ふだんカタカナでも使っている
身近な単語で確認してみましょう。
/ə/の音の箇所は赤字にしています。
英単語 | 発音記号 | 意味 | |
1 | lemon | lémən | レモン |
2 | violin | vὰɪəlín | バイオリン |
3 | pilot | páɪlət | パイロット |
4 | Japan | dʒəpǽn | 日本 |
5 | seven | sév(ə)n | 7 |
ちなみに
発音記号の上にある斜め線の印は
アクセント記号です。
/lémən/
eの音にアクセントがついていますね。
アクセントの音は長めに読むと良いです。
アクセント記号が2つ付いている場合もあります。
/vὰɪəlín/
右上がりの記号がある音(a)を最も強く
左上がりの記号がある音(i)を2番目に強く
読みます。
ところで
/ə/の記号には
アクセント記号がついていません。
アクセントがないので
弱くあいまいな音になるのですね。
発音のポイントは?
あいまいなので
聞こえないこともあるくらい弱い。
このあいまいな音、
どうすれば発音できるのでしょうか?
ポイントは口の開き方。
日本語の「あ」やのように
口を大きく開けません。
開けるのではなく
ほとんど閉じた状態で
ほんのわずか(1センチ程度)開いている
そのくらいのつもりで発音すると
うまく発音できます。
ポイント
唇の力をぬいて ↓ 上下の唇の間をほんの少し(1センチ程度)開ける ↓ 弱くあいまいに「あ」と言う。 |
とにかくあいまいなので
「あ」のような「お」のような
いろんな音に聞こえてしまう
はっきりしない音なのです。
さて、先ほどの語句を実際に読んでみましょう。
練習の時は大袈裟に!
が上達のコツです。
練習の時に気をつけること
① /ə/の記号の部分になったら いっそ唇を閉じるくらいのつもりで。
②アクセントのある音は長めに発音し 相手によく伝わるように。 /ə/の音との違いがよくわかるように メリハリをつける。 |
読んでみましょう
英単語 | 発音記号 | 意味 | |
1 | lemon | lémən | レモン |
2 | violin | vὰɪəlín | バイオリン |
3 | pilot | páɪlət | パイロット |
4 | Japan | dʒəpǽn | 日本 |
5 | seven | sév(ə)n | 7 |
ゆっくり読みますので
繰り返して読んでください。
/ə/の記号の部分になったら
いっそ唇を閉じるくらいでちょうど良いですよ。
カタカナでとは
全く別の音になります。
何度も練習して
うまく発音できる音を
ひとつひとつ増やしていってくださいね。
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